井上尚哉VSジョンリル・カシメロ【海外の反応も含め徹底考察】

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あの井上尚哉がラスベガスで試合をするみたいだけど一体どんな試合展開になるんだろう?

そもそもそんなに大きな試合なのかな?

海外の反応も凄いけどよくわからないな。

 

こういった疑問に答えていきます。

 

この記事を書いている私はボクシング歴20年ほどのアラサー営業マン。

幼い頃から父親の影響でボクシングが好きになり、試合観戦は2000試合以上。

実戦経験はアマチュアボクシングで4年ほど。

20年以上、世界のボクシング界に関わってきたので非常に知識は豊富です。

この記事を読めば井上尚哉VSジョンリル・カシメロ戦をどういう視点で見れば楽しめるのかわかります。

 

※記事は3分ほどで読み終わりますので、暫しお付き合い下さい。

 

✅目次

・二人の戦歴とこの試合の位置づけ

・勝負の分かれ目・両者のキーポイントとは

・まとめ

1,二人の戦歴

 

まずは井上尚弥選手とジョンリル・カシメロ選手の戦歴をご紹介します。

ここはググれば検索できる部分なのでざっといきます。笑

「井上尚弥」の画像検索結果

本名:井上 尚哉

階級:バンタム級

身長:165.0㎝

リーチ:171.0㎝

年齢:26歳

戦績:19戦19勝16KO無敗

世界3階級制覇チャンピオン、現WBAスーパー・IBF世界バンタム級チャンピオン。

 

「カシメロ」の画像検索結果

本名:John Riel Casimero (ジョンリル・カシメロ)

身長:163㎝

階級:バンタム級

リーチ:不明

年齢:30歳

戦績:33戦29勝20KO4敗

世界3階級制覇チャンピオン、現WBO世界バンタム級チャンピオン

戦歴は細かい所まで記載するともっと多くなるのですが、これだけ揃っていれば

おおよそ把握できますので十分です。

 

・この試合の位置づけ

ここからが本題です。

この試合はあらゆる要素を含み海外での反応も非常に高まっています。

 

日本人初の世界タイトル3団体統一タイトルマッチ(WBAスーパー・IBF・WBO)

 

ボクシングの世界タイトル認定団体にはWBC・WBA・IBF・WBOの4団体があります。

なぜ4つも団体があるのかというと、ボクシングの場合は単純に利権です。

プロボクシングは興行ですので、ノンタイトル戦よりはタイトルマッチの方が話題や興味を誘います。

世界王者を抱えたプロモーターやマネージャー、トレーナーに取っては世界タイトルは金の成る木です。

つまり団体を多く作ってそれぞれに世界チャンピオンがいれば、それだけ話題とお客さんが集まりますので興行的にも成功し、ビッグマネーが動くという訳です。

その中でもこの4団体はボクシングの主要4団体と言われ、このどれかの団体を制すれば世界チャンピオンと認定されます。

簡単に言うと、4団体のうち1つの団体を制覇するのですら凄いのに3団体の世界王座を懸けた試合を日本人が行う事なんて、日本ボクシング界の100年の歴史を見ても例を見ないとてつもない快挙です。

 

世界のボクシング界NO.1プロモート会社のトップランクと契約後の初戦

トップランクはボブ・アラムCEOが率いるボクシングプロモーション会社です。

現在、井上尚弥を含め日本人選手4人が契約していますが、

トップランクと契約すれば名のあるボクサーとのマッチメイクが頻繁に組まれるようになります。

それによって選手は己の商品価値を高めることが出来、スーパースターへの道を歩めます。

つまり、日本で既にかなり有名な井上尚弥選手ですがこの度トップランク社と契約することになったので、これまで同様勝利し続ければさらなる成功を手にする事ができるということになります。

 

ボクシングの聖地ラスベガスでの初戦

ボクシングの本場アメリカ、その中でもラスベガスで試合をすることの最大の意味は

日本で試合をするよりも格段にファイトマネーが上がります。

最高峰のレベルの試合が繰り広げられるので世界中のファンが会場に足を運ぶ以外にも、

有料テレビの放送の料金を支払う仕組みだからです。

PPV(ペイ・パー・ビュー)という有料コンテンツに料金を支払って視聴するシステムを利用しておりアメリカではこれがメジャーです。

例えば、過去最高ではフロイド・メイウェザーVSマニー・パッキャオが記録した460万件を売り上げており二人のファイトマネーの総額は約460億円というのが記録として残っている。

「メイウェザー パッキャオ」の画像検索結果

今回の井上尚哉VSジョンリル・カシメロに関してもPPVが何件売れるかというのも注目の的になっており、そういったマネーの部分でも海外の反応が敏感になっている感があります。

つまり、井上尚弥選手にとってこの試合で勝利することはボクシングの本場アメリカで成功することが出来るかのテストマッチの意味合いも含まれており、今までで一番世界中の人々に観られる試合になるという事になります。

 

・勝負の分かれ目・両者のキーポイントとは

では、この試合の勝者は一体どちらなのでしょうか?

こちらに関しては、大方の予想は井上尚弥選手が有利でしょう。

ジョンリル・カシメロ選手も強豪ですが、パンチ力・スピードなど総合力で井上尚哉選手が勝つと観ている人が大半です。

私の予想でも、やはり井上尚弥選手がおそらく中盤のラウンドでKOで勝つのではないかと見ています。

下記が二人の戦力分析・比較した時に井上尚哉選手が優位に立つ理由です。

井上尚哉選手・キーポイント3つ

・ボディブロー

・序盤のペース争い

・フットワーク

この試合、井上尚哉選手のボディブローが有効に働くかが一つのカギだと思います。

ジョンリル・カシメロ選手は過去の試合映像を見ると比較的頭部へのパンチに関しては、

避けるのが巧いですし、打たれ強さもあります。

しかし、時折ボディを隠すように戦う時があり、おそらくボディが弱いのではないかと推測します。

そして序盤のペース争いに焦点が当てられます。

それはジョンリル・カシメロ選手が非常に前半に強い選手だということ。

井上尚哉選手も前半にKOで勝つ試合が多いので前半に強いのですが、今回は相手も同じタイプだということです。

最後にフットワークです。

これはどれだけ、井上尚哉選手がジョンリル・カシメロ選手の攻撃をディフェンスすることが出来るかという一つの指針です。

ジョンリル・カシメロ選手はかなり大振りで思いっきりパンチを打ち込んでくる選手なので

例えガードの上から打たれたとしても、おかまいなしに連打を叩き込んでくると思いますので

打たせるのではなく捌くという意識が必要です。

その意味でもフットワークを使い、体に触れさせないようなボクシングがジョンリル・カシメロ選手の攻撃のリズムを崩すことに繋がると推測します。

 

この試合の考察についてはめちゃくちゃ長くなってしまうので、別記事も用意しようと思いますのでよければそちらも合わせてご覧ください。

 

・まとめ

井上尚哉選手にとっていかに大切な試合になるかを解説しました。

いや、既に井上尚哉選手個人のことではなく、日本ボクシング界に前例がないので

新しい歴史を作る意味でもアメリカに挑戦する試合という形になると思います。

海外の反応も最高潮に高まっているので、全世界が注目する一戦といっても過言ではありません。

“モンスター”が作る新たな1ページを楽しみにしながら観戦しましょう。

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