【ボクシング】強くなるために必要な筋トレ・不要な筋トレ【実例公開】

筋トレ

 

ボクシング始めてみたけどもっと強くなりたいなあ。

今のままじゃ全然強い人には勝てないや。

強い人たちはかなり体を鍛えているけど、ボクサーに

必要な筋トレってどういうのが効果的なんだろう?

このような疑問に答えます。

本記事内容

・ボクサーに効果的な筋トレがわかります。

・競技力向上に結びつかない筋トレの注意点

・筋トレを目標にしていたら戦う前から失敗している話。

この記事を書いている私はボクシングマニア歴20年、競技歴4年。
現在は引退し、外資系企業の営業マン。

過去に私も同じようにボクシングに必要な効果的な筋トレを模索していて悩んでいましたたが
先輩やトレーナーに相談したりして学習を続けたら、体が自在に動かせるようになり、
スパーリングも戦えるようになりました。

結果的にアマチュアで勝ち星を上げることが出来て筋トレに対して迷いが無くなりました。
ボクシング始めたての初心者のよくある悩みとして『ボクシングの筋トレってどんなのがあるの?』『高負荷の筋トレはいらない?』という悩みがあると思います。

 

私も元々はそういった疑問を抱えていました。
周りで練習してる先輩たちはそれぞれ腕立てとか腹筋とかマシントレーニングをしてるけど、実際話を聞いてみると皆それぞれ意見が違って、結局自分に合った筋トレ方法を探すしかないのかな?などなど。

ただ、4年くらいアマチュアで試合経験やトレーナーとのトレーニングの試行錯誤の中でボクシングの筋トレの基礎を作るなら最低限ここを鍛えると効率がいいというようなものがわかってきました。
そこで今回は強くなるために必要な筋トレ方法や注意点について解説していこうと思います。


※3分ほどで記事は読み終わります。しばしお付き合い下さい🙇‍♂️


✅ボクサーに効果的な3つの筋トレ方法


①:ロードワーク
②:体幹腹筋トレーニング

③:広背筋トレーニング

①:ロードワーク

ロードワークは最重要です。

スパーリングや試合をしてみるとわかりますが、
疲れてきてまず身体のどこから言う事を聞かなくなるかと言えば、
間違いなく『足腰』です。

具体例を出しつつ解説します。

あのマイクタイソンも全盛期はロードワークを欠かさなかった。

今でこそ引退してから丸々としてきたタイソンですが、
現役の特に世界王座を獲る前は最も重視していたのは足腰のトレーニングでした。

5AM 起床、約5kmのジョギング
6AM エクササイズを終え、シャワーを浴び再び寝る。
(朝のジョギングが彼の強い脚を造った)
10AM 起きてオートミールを食べる。
12PM リングで練習(10ラウンドのスパーリング)
2PM 食事(ステーキとパスタとフルーツジュース)
3PM 再びリングで練習と、1時間エアロバイク
(自転車漕ぎ)(太い彼の脚の持久力を高めた)
5PM 筋トレ腹筋2,000回、ディップス500~800回、腕立て伏せ500回、シュラッグ30kgのバーベルで500回)
首のエクササイズを 10分間
7PM 夕食(ステーキとパスタとフルーツジュース)
8PM エアロバイク(自転車漕ぎ)を30分した後、TVを観て就寝。

出典マイクタイソン・トレーニング&食事法

いかがでしょうか。
実に1日3度も足腰メインの筋トレを導入しているのがわかります。
このトレーニング法は実際にタイソンが世界王座を獲る前に週7日で実践していたもので
彼のキャリア晩年になると走り込み不足が原因で不敗神話が崩れます。
特に90年代の試合を観ると80年代の動きとは別人のように足が動きません。

もう一つ事例を紹介します。

2017年にabema TVで話題になった
✅亀田興毅に勝ったら1000万円企画での亀田選手の試合後の一言


『4連戦は引退している体には厳しい。足がやばかったですね。

2試合目くらいから結構足にきていたんですよ。踏み込んだパンチが打てなかったですね』

亀田選手は引退してから約2年間ブランクがあり、その間は体型こそあまり変わってないものの練習はあまりしていなかった。と語っており、
そしてabema TVの企画の数週間前からロードワークを始めとした体作りをしたがそれでも足腰から疲労がきていたようです。

以上のことからまず何より重要視するのは足腰であり、
毎日のロードワークを欠かさずする事が強くなる第一歩です。

ここでは私も経験上、毎日走ることが重要だと思います。
走る距離には個人差があるので、初心者の方はまず10~15分で3キロなど
出来そうな距離から始めていくのが継続するコツです。

下記に走りこむために必要な丈夫なシューズや汗を出すためのサウナスーツなど
を紹介しておきます。
ただ、正直私は別に「シューズやサウナスーツに大差はない」と思っています。
大事なのは毎日継続してトレーニングするということですのでお気をつけ下さい。

 

 

 

 

②体幹腹筋トレーニング

これは体の軸をしっかり保ってどんな体勢からでも強いパンチが打てるようになる為に必要です。

こちらの具体例は世界6階級制覇したマニーパッキャオを例にすると参考にしやすいです。

腹筋トレーニング パッキャオ1

これ試しに真似して動画見ながらパッキャオがやっている腹筋動作を一緒にやってみてください。
常人ではマジで付いて行けないです笑😅
(私は5分くらいが限界でした)

でも実際にこの筋トレをやっているおかげも一因して
パッキャオのパンチ動作というのは結構状態が崩れている状態でも連打がでる動きになってます。
しかもそのパンチで相手をダウンさせることも珍しくないです。
例:キース・サーマン戦、ミゲル・コット戦

参考までに元世界5階級制覇のフロイド・メイウェザーは腹筋ローラーを使用した
トレーニングを取り入れています。

 

 

③広背筋の筋トレ
これは格闘技の中ではパンチ力強化のために有名な方法で『ハンマートレーニング』が有効です。

ハンマーをタイヤに打ちつける衝撃が肩から背中側に抜けていき、下半身の踏ん張りも必要なため同時に足腰の強化にも使えます。

現代では井上尚弥選手なんかがこちらのトレーニング法を導入していますね。

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以上の3点が初心者がボクシングの筋トレを考える際に最低限必要な基礎・土台作りのトレーニングでした。

✅ 競技力向上に結びつかない筋トレの注意点。

ここまでで、著名なボクサーも取り入れている筋トレだということはご理解いただけたとおもいます。

ただ、ここで注意点があります。
それは
・筋トレをすることを目標にしたら、戦う前から失敗している。
ということです。

順にご説明します。

例えば、受験生を例にすると分かりやすいんですけど、必ず合格する人と合格しない人がいますよね?

受験生の目的はただ一つで試験に合格することでそれ以外には無いはずです。

スタート地点では皆んな同じ志で勉強するのですが、合格しない人というのはいつの間にか『学ぶ・勉強する』ということが目的にすり替わってしまいます。

合格する人が仮に参考書1冊で試験を突破するのに対して、合格しない人は何冊も参考書を持っていたりころころ先生を変えたりして結果、試験に落ちまして本質を捉えていません。

同じことがトレーニングにも言えます。

競技者にとってボクシングの筋トレをするということは相手をリング上で打ち倒し試合に勝つということであって筋トレをして筋肉がついて満足することではありません。

筋肉がついて自分に自信がつくのは素晴らしい事ですが、リング上でパフォーマンスを発揮する為だということを常に心がけてください。

筋トレはあくまでも手段であって目的ではありません。当たり前のような事ですが、気付くとこの落とし穴にはまってしまう人は多いです。

さっそくこれから強くなるために有効な筋トレを始めていきましょう。

大半の人は強い人には何か秘密の練習方法があるとかって考えがちですが、そんな事ないです。

基本的には今回の記事で解説したことが本質でして、これを淡々と積み上げていくしかないです。

というわけで今回は以上になります。

本記事に納得していただけたら是非他の記事も合わせてご覧ください!

よろしくお願いします!

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